刑務所に勤務していて一番感じたのは、強制された我慢と、そこから来るあきらめは決して人にポジティブな影響を与えないということです。
PFI刑務所や特別調整、改善指導プログラム、就労支援など、再犯防止に向けて日本の刑務所は変わりつつあります。しかし、刑務所が懲役刑を執行する場所だという本質は何も変わっていない。刑罰としての刑務作業の強制が最大の目的である刑務所のあり方そのものが変わらなければ、再犯率はなかなか下がりません。刑務所の中と外との生活があまりにも乖離したままでは、出所者は社会に定着できず、再犯に至り、新たな被害者を出すことにもつながります。
「「踏みとどまれる社会を」京アニ事件きっかけに考える 龍谷大教授インタビュー」(47news 2019/8/18)