H-Yamaguchi@Tumblr

ひとつの依存行動を克服しようとするときに、依存という心の仕組みは改善されないままで、ターゲットだけが変わるということはよくあります。

たとえば、恋愛依存から回復していたつもりなのにいつのまにか買い物依存になっていたとか、過食をやめたつもりがネット依存に移り変わっただけだったとか、です。

もちろん、覚せい剤など法を犯すような依存から合法的で被害の少ないターゲットに移行することは、何もしないよりはよいことです。しかし、「依存」というこころの仕組みから抜け出す試みをしない限り、何か依存する行動を求めて生涯さまよわなければならず、心は落ち着かないことでしょう。

さらに悪いことに、一度依存を始めると、人はどんどん刺激に慣れてしまい、より刺激の強いものを欲するようエスカレートしていくのです。

その結果、より強いお酒、より大量の食べ物、より激しい対人関係、より強い薬、より過激な言動などにさらされていくことになります。一度そうした刺激を脳が受けてしまうと、多くの人が平穏な刺激の少ないいわゆる「安全な健康生活」では物足りなくなってしまうようです。