国内での商用地熱発電所の新設は1999年の東京電力八丈島地熱発電所(出力3300キロワット)以降途絶えている。日本には原子力発電所20基分にあたる2000万キロワット超の地熱発電の潜在力があるとされるが、実際に利用されているのは約50万キロワットにとどまる。
個々の地熱発電所の出力は小規模で、原子力発電所の代替電源に位置づけるのは難しい。しかし、気象条件に左右される風力や太陽光に比べ安定した出力が見込める。太陽光の発電コストが1キロワット時あたり40円前後であるのに対し地熱は20円前後と、10円前後の火力との差は小さい。参入する各社は数万キロワット規模の発電所を計画、10年以上停滞していた地熱発電の総量が一気に増えそうだ。